支笏湖エリアの歴史

 いまでこそ千歳から支笏湖までは快適な道路が続いてますが、昔は山線と呼ばれる王子軽便鉄道が交通手段でした。この軽便鉄道は王子製紙の水力発電ダムの建設のためのものだったので苫小牧と支笏湖を結んでいました。

 そのため、支笏湖エリアは「千歳村」でありながら実質的には苫小牧へ行く方が便利だったようです。支笏湖からは千歳も苫小牧もそれぞれ大体35キロ。そうなると「千歳から苫小牧に編入してほしい」となるのは当然の成り行きでしょう。千歳市史を読むと2回、そんな議論があったことが載っています。